最も経年変化を楽しめる革財布、ヌメ革の特徴とは?

ココマイスターパティーナはどんな革なの?

ヌメ革とは”ナチュラルレザー”や”素仕上げ革”なども呼ばれる良くも悪くも革そのもの/革本来の素材感を前面に押し出した皮革素材となるんです。

※ちなみに当サイトでおすすめしている本格皮革ブランドのココマイスターではヌメ革のことをパティーナと呼んでいます

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でヌメ革とはほとんど手が加えられておらず、皮革製品として、最も自然な形ということなんです。

動物のキズやシワが残る自然な風合いが魅力の皮革

ですから、動物が生活していたときの、キズやシワ、血管なども残されています。

ちなみにヌメ革をサドルレザーと呼ぶこともありますが、この線引きは非常に曖昧で取り扱っている皮革専門店やメーカー(タンナー)によってもバラバラで、一般的に革の厚さによって区別するなどとなっていますね。

基本的に、ヌメ革とサドルレザーは同じものです。

ヌメ革とは?牛?馬?何の皮革?

ブライドルレザーは牛、コードバンは馬、といったことが決まっていますが、ヌメ革には牛や馬、そのほかエキゾチックレザーと呼ばれるダチョウ、ヘビなどに限らず、特定の何かの革というわけではありません。

例えば、世界でも非常に珍しいオーク(樹木の皮)から作られる革、ココマイスターが展開しているオークバークシリーズのものも何の加工も施さないタンニン鞣しのみとなるとそれはヌメ革となります。

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それでもやはりヌメ革=牛革・・・というか・・・皮革製品で最も多くなっていることもあり、生産されている皮革の生産量の関係からかヌメ革も牛革が多くなっているとことがあります。

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基本的に植物の渋(タンニン)でなめされた皮革は全てヌメ革と呼ばれることとなります。

皮革製品のブランドのココマイスターではパティーナにあたる商品がヌメ革となるんです。

ココマイスターのパティーナはイタリアの牛の肩部分/ショルダーを使用しているヌメ革となっており、強度に優れていることが特徴ですね。

ヌメ革の経年変化は皮革製品で最も楽しめる

パティーナの経年変化はどんな感じ

(画像(写真)は美しい経年変化=アメ色へと深い色合いへ遂げたヌメ革の皮革アイテム)

ヌメ革全般のデメリットとしては、革本来であるが為に、顔料や染料など、タンニンなめし以外の一切の加工が行なわれておらず、最初のうちは硬いですし、ほかの皮革製品と比べると少し扱いづらいというところですね。

しかし、ヌメ革として当然のことですのでデメリットというのかどうか・・・という部分ですがね。

むしろそれがあることからヌメ革の経年変化(エイジング)を楽しむことができるということですし。

皮革製品の経年変化を楽しみたいのならヌメ革は一番おすすめとなります。

ベージュの状態から飴色になるまでの変化が最高だと思います。
少しずつ変化していく風合いを楽しめるわけですから。

革の硬さも使っているうちに馴染んできてクッタリとしてきて柔らかくなってきますからね。

つまりヌメ革はメンテナンスや手入れに多少の手間がかかるということなんです。

ほかと比較すると、ヌメ革は傷も付きやすいですし、革が日焼けもしやすいです。

しかし、本革皮革アイテムを使っていて細かく傷をいちいち気にするのもナンセンスなのかなっと思いますし、それはヌメ革の味として使っていくという方が格好良いのではないでしょうか。

もちろん、最低限の手入れはするという意味でです。

ヌメ革の手入れ&メンテナンスとは

ヌメ革の手入れ

ヌメ革の手入れは使い始めに軽くクリームを表面に塗るくらいのことはしておいた方がいいですね。

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何も加工が施されていない分、やっぱり(キズがつきやすい)銀面が弱いですから、革財布を長く使うことを考えたら、ある程度は外的要因から守るというコーティングくらいのことをしておきましょう。

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勘違いしてほしくないのが、革自体はきめ細かい繊維質によりタフで強いんですよ。

使っているうちに出る手からの油だけで十分という意見もありますが。

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私自身もそんなに神経質になって手入れは行なわない方ですので気付いたらといった感じです。

さらに、ココマイスターのパティーナ(ヌメ革)は、牛のショルダー部分となり、繊維密度が濃いので強度として丈夫な革となりますよ。

一般的に使用されているヌメ革はコストの事も考え、腹部を使われることが多いのです。

ヌメ革の魅力・特徴とは(まとめ)

ヌメ革の特徴は、

  1. 革自体のナチュラルさ、自然な風合い、経年変化が楽しめる
  2. 動物が生きていたときのシワや傷、血痕が残されている
  3. 顔料や染料が使われていないため、廃棄の際にも、自然に優しい
  4. 銀面にキズは付きやすいが、革そのものは丈夫で手入れ次第では長く使える
  5. 加工がされていないため、使い始め多少手間がかかる

私の意見としては、革財布の経年変化を楽しむなら迷わずヌメ革の財布の購入がおすすめです。

革本来のナチュラルさ、風合いを最も身近に感じることができるわけですから。