ココマイスターの皮革素材ナポレオンカーフとは『最高級イタリア産オイルドヌバック、デメリットは傷がつきやすい』

ナポレオンカーフという皮革素材とは基礎知識

ココマイスターが展開する皮革素材のひとつナポレオンカーフとは最高級イタリア産のオイルドヌバックのこととなります。

ナポレオンカーフはココマイスターの皮革素材のなかでももっとも多くのオイルを含んだレザーとなっています。

※ココマイスターナポレオンカーフは、
原皮=欧州
生産国(タンナー)=イタリア
となっています。

ナポレオンカーフは独特の質感&手触りが高評価

オイルドヌバック特有の質感として、しっとりと手に吸い付くような質感は他の革では体験がなかなか出来ない独特なものとなっています。

ナポレオンカーフの特徴的なものとしてはその手触りがあります。

その手触りとしては、皮革にたっぷると含まれたオイルにより、しっとりとオイルを感じることができます。

とはいえ、手にオイルが付くようなことはありませんのでご安心下さい。

ココマイスターのナポレオンカーフの起毛した表面の肌触りはよく、触れば触るほどに癖になるという感じです。

「うぉ・・・(気持ち良い)」となります。

ただ初めてナポレオンカーフに触れた際には少し驚くかもしれません。
日常生活の中であまり触れたことのない手触りとなっています。

買う買わないということはおいておいてココマイスターのナポレオンカーフは絶対に一度は触ってみる価値がある皮革かと思います。

ナポレオンカーフの特徴(デメリット)は傷がつきやすい皮革素材

ナポレオンカーフを使用する際の注意点としては、ほか皮革と比べると日常生活の中での爪傷などはつきやすくなっています。

傷がついた時の対処法(メンテナンス方法)

傷などがついたときの対処法(メンテナンス方法)としてましては、傷がついたその部分を揉みほぐすことで、皮革に含まれたオイルが移動し、その傷自体が目立たなくなる特性もありますのでお試しして頂ければと思います。

ただわざわざワザと傷をつける様なことをする必要はありませんので・・・^^;

日本では流通の少ない希少価値の高いナポレオンカーフ

ナポレオンカーフは希少価値の高い皮革素材となっており、日本国内で比較的流通の少ない皮革です。

経年変化(エイジング)が短期間で楽しめる

ほかの皮革と比べて大きな違いというかポイントになっている部分として、皮革の経年変化(エイジング)が短期間で楽しめるというところかと思います。

ナポレオンカーフの経年変化(エイジング)とはこんな感じ見本

使い始めて半年ほどで大きく色の変化がみられます。

そして2~3年の使用でかなりの経年変化が見られ、元々の色から濃くなっていき、雰囲気があるアンティーク調へと変化していきます。

  • ブライドルレザー
  • コードバン

などではここまで(ナポレオンカーフ)の変化はないかと思います。

画像からも分かるほどに、新品(購入時)のときから6か月使用した色の艶感など違いが歴然となり、かなり雰囲気のあるお洒落、本物皮革感が出てきています。

ナポレオンカーフの経年変化(エイジング)の早さは凄い

ちなみにナポレオンカーフの3か月~半年ほどの経年変化がほか皮革の5年~10年で見られる様な経年変化となっているようです。

一般的にオイルが多く含まれている革製品は、経年変化を起こしやすい傾向にあります。このナポレオンカーフはココマイスターの中でも一番多くのオイルを含んでいる為、3か月、半年で他の皮革の5年、10年分の経年変化を起こします。使っていくことで起毛が無くなっていき、ツヤが表れます。また、オイルの酸化による色の変化も相まり、ナポレオンカーフ独特の味を生み出します。

このナポレオンカーフの経年変化(エイジング)の秘密は十分に染み込みがあるオイルのおかけです。

一般的にオイルが多く含まれている皮革は経年変化を起こしやすくなっています。

ココマイスターで新しく展開がされたプルキャラックシリーズも同様にオイルが多く使われている為、皮革製品の楽しみとなる経年変化(エイジング)がとても楽しめるものとなっています。

ナポレオンカーフは傷は付きやすいが手入れが楽

ナポレオンカーフの普段の手入れ・メンテナンスとしては、週に1回程度革の表面をブラシなどで軽くこすって汚れを落とすだけでも十分な効果があります。

水気に弱いので防水スプレーがおすすめ

ただ水気には弱いので、防水スプレーなどを使うこともおすすめです。

ナポレオンカーフのみに限らず防水スプレーを使用することで革にシミが出来る(残る)ことも考えられますので目立ちにくい部分でパッチテストを行った上で全体に吹きかけることがおすすめです。

パッチテストをしないと・・・皮革にシミが残るかも?

ただ私はあまり気にせず(パッチテスト等は行わず)に防水スプレーをサッと吹きかけることもあります。

上手くいくこともありますが皮革にシミが残ってしまう・・・ということもありますのであまりおすすめの防水スプレーの使い方ではありません・・・^^;

実際に面倒だなっと思って防水スプレーを吹きかけたところ表面にシミが残ってしまったという経験はあります。